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5分で理解するフラ語時制

フランス語の時制は(少なく数えても)8つも(!)あることで有名ですが、日常生活、特に会話で使用するものはその半分程度です。本サイトは特に日常会話を想定した内容になっているので、現在形のほか、半過去形、単純未来形を練習できるようにしています。

現在を表現する時制

現在を表現する時制は、「現在形」のみです。ですので、主語によって動詞の形が変化すること(=動詞の活用)さえ覚えれば、現在のことは表現できるになります。(もちろん、現在形の動詞の活用を覚えるのが大変なのですが。。)

過去を表現する時制

日常会話で必要なのは、半過去、複合過去、(そしてたまに近接過去や大過去)だけです。 他に単純過去、前過去という時制も存在しますが、今はそういうものがあるということだけ覚えておけば十分だと思います。それぞれの時制の特徴は、

  • 半過去 : 過去の情景描写、過去の習慣、過去に動作が継続していたこと、時間的に幅を持つことを表現するときに使う。
    動詞の半過去形を用いる。
  • 複合過去 : 過去に完了したこと、過去に経験したことに使う。英語の現在完了に近く、最もよく使われる。
    «avoir + 過去分詞»を用いて表現する。ただし、往来、生死を表す動詞は例外的に«être + 過去分詞»で表す。
  • 大過去 : 過去のある点から見て、さらに過去のことを表現するときに使う。英語の大過去に近い。
    «avoirの半過去形 + 過去分詞»を用いて表現する。
  • 近接過去 : 「~したばかりだ」という、近い過去のことを言うときに使う。
    «venir de + 動詞の不定法»で表す。

未来を表現する時制

日常生活では単純未来、近接未来だけで事足りるかと思います。ほかに、前未来という時制もあります。

  • 単純未来 : いわゆる未来時制
    動詞の単純未来形で表す。
  • 近接未来 : 「〜するつもりです」という近い未来のことを言うときに使う。
    «aller + 動詞の不定形»で表す。
  • 前未来 : いわゆる未来完了

参考文献

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